第23回「 Au Vatel オー・ヴァテル」 ブリュッセル
と「Antoine アントワンヌ」 フリット屋

チョコレートだけでなくお菓子もおいしいベルギーですが、喫茶室を併設してランチなどを出す店もあります。サブロン広場の有名店「ウィッタメール」もそうですね。そして今日は、中心からバスで10分の位置にあるPlace Jourdanジュルダン広場の「オー・ヴァテル」をご紹介します。実はこの広場には、ブリュッセル一番と言われるフリットの店もありますから、あわせてご覧下さい。
もともとパン屋から始まりましたが、現在のシェフはセバスチャン・クールリスというフランス人のパティシエ、各地で賞を受賞しています。パンだけでなく、自慢のケーキも多くのレストランやカフェに卸しています。すでにご紹介した「楽器博物館」のレストランのケーキもここのものでした。数年前に改装して奥ではゆっくり食事もできるようになりました。地元の人たちに支持されて成長した店ですから、味に間違いはありません。

Au Vatel
Place Jourdan 27
1040 Etterbeek
Tel. 02.230.25.00
毎日 7時−19時 朝食セットは8時から
(右手の通りにある工房は24時間開いていて、いつでもパンが買えるそうです。)
バス34番:証券取引所−ルイーズ広場−ジュルダン 広場まで100メートル歩きます。
バス80番:ナミュール門(Porte de Namur地下鉄駅)−ジュルダン広場



入ると直ぐ左が、ケーキのカウンター。棚にはいろいろなパンが並んでいます。その他にアイスクリーム、チョコレートもあります。 レストランは、30人くらいは入ります。明るく清潔感あふれるなかで、店員さんが元気よく働いています。
今日の昼のメニューから、海老のソテー ライス添え。量は少ないのですが、ソースもおいしかったです。11Euro。お奨めは自家製(当たり前)キッシュで8種類5−3Euro。 クロック・ムッシュー 中にスモークサーモンをはさんだ昼のメニューです。普通のチーズとハムのクロック・ムッシューやオムレツもあります。
チョコレートムース。ですが、中にはヴァヴァロアとクリームが入っていて、一度に口に入れるとこれがまた、微妙に混ざり合って美味でした。 この250gのチョコレートが8Euro。




無く子も黙るジュルダン広場のフリット屋。フリットにうるさい人なら、一度は食べたことがあります。「ジュルダンよりうまいか、どうか?」と引き合いに出されるほどの店。食べてみて下さい。それだけのことはあります。ちなみに人気作家になったアメリー・ノートンさんは「ジュルダンよりフラジェー(近くの広場)の方が好き」とか。私はと言えば、うまいのはフラジェーだが、もう一度食べるならジュルダン。ン〜、引き分けかな。その時のジャガイモ、油の状態によっても違ってきますからね。とにかく、ブリュッセルっ子なら知っているはずの店です。(ベルギーに住んでいてこの店を知らないあなたはもぐりです。)
ご覧のような人気です。広場の中にある「Antoine アントワンヌ」。窓口が三つ、うち二つがフリット用。並ぶのも平気、私は約15分並びました。たかがフリット、されどフリット、なのです。 これが、1,5Euro(小さいサイズ)のフリット。中が柔らかいのに驚きです。これでも味が落ちた、と言う人がいます。 ソースは18種類。マヨネーズがオーソドックスですね。ソースは別に入れたもらった方がいいですよ。
油の槽は4つ。そのうちフリットに使うのが三つあって、一つが170度、後二つが140度を指していました。二度揚げする時のヒントになります。 何の張り紙かとのぞいてみると、「今日のジャガイモは質がよくなくて申し訳ありません。最大限努力しています。」いいわけでは無く、こだわりを感じます。


取材 2001年11月 - 2004年8月



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