グルメ日記 第11回
「Au Vieux Boitsfort  オー・ヴィユー・ボワフォール」 ブリュッセル

しばらくお休みしていた間に、前回ナミュールのレストランへご一緒した、東京で菓子店を経営する吉岡さんがベルギーを再訪して下さいました。ということで、今回はブリュッセルの典型的な一つ星レストランへ突撃です。中心から約15キロ、路面電車が終り、桜並木で有名な住宅地の広場に面してあります。アラカルトで一人80−120Euroです。

マダムと女性がもうひとり、他の3人の男性とサービスしていて、かしこまったところがありません。皿の出し方・ひき方を含め、いつの間にか進んでいて、全体に大変心地よいサービスでした。
下の写真にあるように、店構えも、料理の盛りつけも飾ったところがなく、料理もソースではなく素材で食べさせようとしています。ベルギーの中庸の良さがよく出ていますが、もう少しパンチがほしいな、と思わせるところもブリュッセル、ベルギーらしいところかと思います。
ちらっと顔を出した120キロの巨漢シェフ、フィリップ・ジレはまだ若く発展途上の人と言われていますので、これからも大いに期待したいですね。

Place Bischoffshein 9
1170 Bruxelles
Tel. 02.672.23.32

定休 土曜の昼、日曜
路面電車94番の終点の広場にあります。王立美術館−ルイーズ広場−WIENER行き

白壁にライトをあてただけの簡素な家がレストラン。 店内は明るく清潔感あふれています。夏にはテラスが大変な人気だそうです。 道路を隔てて、同じオーナーのすこし軽い店「Grill」があります。

コースメニューは二つ。月替わり3コースが45Euro、全て4種類の中から選べます。5コースの場合はテーブル全員決まった料理になります。追加料金でお奨めワインがセットされます。

さて、私たち四人は全員別のものを注文しました。全てがシンプル。白い大きめのお皿を使って、素材を軽く調理し薄味のソースで味を引き立たせる、というシェフの方針が写真からだけでも伝わってくるのではないでしょうか。5月になるといろいろなレストランで白アスパラガスを見かけますが、ここは砂丘で栽培した本物の白アスパラガスを食べさせる唯一のレストランだ、とあるガイドブックにありました。それだけ素材にこだわっているということですね。

ここのメニューで面白いのは、
Sandre grille a la tapenade et sel de Guerande
" Beurre blanc a la puree de cresson "
上に料理、下にソースと別にして書いてあることです。

デギュスタシォンは舌平目でそのムスリンを巻いたもの。 トリュフ風味のバターソースの上は、編傘茸、温泉卵(ポシェ?)、アスパラガス。
メイン料理三点。
ホタテの貝柱のロースト。下に敷かれているのはベルギー名産シコン(アンディーヴ)のせん切りを炒めたもの。甘みと苦みがミックスされて美味。
子牛の胸腺肉の煮込み。 小ヒラメのソテー。
今日のメイン料理には全てクルジェット(ズッキーニ)が添えられていました。


デザート3点
バナナのロースト・キャラメルソースとチョコレートのベニェ(フライ)。さすがにベルギーです。
深皿にいっぱい、チョコレート2種のクレーム・ブリュレ。アイスクリームがとけずに埋まっています。


Cake House ケーキハウス
東京都小金井市本町5-10-19
Tel 042-384-6376 年中無休
JR武蔵小金井駅から直ぐ、長崎屋の近くです。

今回も探検隊に加わっていただきました、吉岡さん。店舗と同じビルでは、お菓子教室も主宰していらっしゃいます。一回1500円というレッスンもあるとか。
チョコレートの原材料は全てベルギーからの輸入。ご近所にお住まいの方は、研究熱心な吉岡さんのお店に是非一度お出かけ下さい。



取材:2001年1月