ブリュッセル王立美術館  古典部門 14−18世紀

グラン・プラス、中央駅から歩いて10分以内。トラムを利用の場合は92.93.94番で Royale 下車、正面。地下鉄なら、Parcか中央駅で。
この美術館は古典と近代2部門に分かれて表示されていますが、入場券は共通、また内部で繋がっています。セクション別に昼休みが1時間あります。
最初に売店で20点を取り上げたポイントガイド2,5Euroを買うとわかりやすく、時間のない時に役立ちます。詳しい日本語のガイドブックもあります。チケットは1日有効ですから、一旦出る場合も無くさないように。
シニア料金有り、チケット売り場で日本語の館内案内図(無料)を入手しましょう。
バーチャル 15世紀 16世紀 17世紀
入り口ホール 券売所・クロークは左、まっすぐ奥が古典、右が近・現代部門。 入り口直ぐ右にWC、ショップ、カフェです。車椅子の貸し出しもありますのでお気軽に。


15世紀の初期フランドル絵画、16世紀ブリューゲル、17世紀ルーベンスなど、見応えたっぷりです。

下の2点は16世紀のもの。

大ブリューゲル「イカロスの墜落」 73.5x112 作者不明「女性の肖像」 50.5x63.5
*「イカロスの墜落」は大ブリューゲル唯一の神話を題材にした作品です。ミノス大王の不興をかって発明の天才ダイダロスは息子イカロスと共に塔に幽閉されてしまいますが、落ちてくる鳥の羽根を集めロウで細工をして自分たちの羽根を作り、見事牢から飛んで逃げることが出来たのです。ところが息子イカロスは父親の忠告を聞かず、有頂天になって太陽に近づきすぎ、そのためにロウが溶け羽根が取れて真っ逆様に海に落ちて死んでしまったというものです。そのイカロスの足が画面の隅に描かれています。描かれたのは16世紀半ば、現在絵の解釈は様々に行われています。太陽に近づきすぎるのは、神に対する人間の冒涜を現す。親の忠告を聞かない子供達への忠告。画面で展開される話に無関心に仕事をしている人々(神話の登場人物)は近代個人主義の現れ。等々。さあ、あなたはどう見ますか?もちろん風景画としても十分に楽しめます。ベルギー7大秘宝の一つです。


入り口には新しくきれいなMuseum Cafe があります。11時30分-18時。 Museum Cafe。
古典部門の地下にもカフェがあり、セルフサービスで簡単に昼食・喫茶に利用できます。


<この1点>
ブリューゲル「鳥の罠のある冬景色」
この作品は”ブリューゲルの部屋”ではなく”Delporte家収集の部屋”にありますから、見落としてしまいがちですが、日本画を思わせるような、大気の湿度まで伝わってくるような佳作です。ブリューゲルの作品の中でも小品になりますが、そのことでかえってフランドル絵画の伝統、風景画として楽しめると思います。もちろん様々な寓意を読みとることもできますが、彼方にうっすらと見える町はどこだろう、当時の人たちはどんな遊びをしていたのだろうという感じでご鑑賞ください。人々の歓声が氷に跳ね返って、こちらまで聞こえてきそうです。

1565年 37x55,5  板に油



ブリュッセル王立 近代 アントワープ王立 ブルージュ・フルーニング美術館