カンティヨン・グーズ博物館 ブリュッセル

ビール王国ベルギーへ来たならば、この博物館を逃す手はありません。特にビールに一家言ある方には、必須のスポットです。

世界でもブリュッセル郊外でだけ造られるランビック・ビール。5500年ともいわれるビールの歴史の大部分の間、ビールはこの「自然発酵」で造られていたのです。現在では、酸っぱいランビックをもとにして、ビールのシャンペンとも呼ばれるグーズ、サクランボの実と共に発酵させるクリークなど個性的なビールが商品化され、私たちのビールの常識を覆してくれます。

ミディ駅から徒歩10分弱のカンティヨン醸造所はグーズ博物館として一般にも公開されていますので、是非足を伸ばして下さい。さらに毎年11月と3月の(第二)土曜日(要確認)、実際の仕込みをガイドツアーなどで、分かりやすく見せてくれます。


月−金 9時−17時
土   10−17時

Brasserie Cantillon
Rue Gheude 56
1070 Brussels
Tel. 02.521.49.28
www.cantillon.be


ミディ駅を高層ビル・ミディタワー方向に出て左前方へ進みます。 一方通行の道、左側は空き地、右が醸造所です。 ちょっと分かりにくいですが、Cantillonの看板がありますから、ドアを押して入って下さい。
モルト、小麦、ホップを貯蔵する屋根裏。ホップは3年乾燥ものを使い苦みはありません。ランビックはモルト65%、小麦35%の配合と決められています。 粉砕機にかけられたモルトと小麦1300キロはこのマッシング槽に。72度のお湯と2時間撹拌されます。糖化後の液体をウォートと呼びます。 1000リットルのウォートに22キロのホップが加えられ、二階のボイラーで煮沸されます。
この浅い冷却槽の部屋がランビックの命です。煮沸され、ホップを取り除かれたウォートはここで一夜冷却され、空気中に浮遊する天然酵母が根付くのを待ちます。 翌朝、最後の調節を経て、樽に移されます。ステンレスではなく、カシワか栗の樽が使われます。 数日後「自然発酵」が始まり、糖分が化学反応によってアルコールに変化し、二酸化炭素(ガス)を発生します。3−4日間は発酵が激しく、ガスが泡となって吹き出しているのが分かります。ごぼごぼという音と共に見られる神秘的な光景です。
瓶詰めされ、二次発酵が進むグーズ、クリークなど。 見学の後は、もちろん試飲です。 売店では、各種ビール、ビール・ゼリーなどを売っています。