オルヴァル修道院 Orval

以前、ヴィレス・ラ・ヴィル修道院の遺構をご案内しましたが、こちらは現在も活動中のオルヴァル修道院。トラピストビール(醸造所の見学は原則不可、特別な予約が必要です)で有名ですが、現在25名の修道僧(男子)がビール、チーズ、パン造りなどに従事している大きな修道院です。各活動は20世紀の新しい建物で行われていますが、ここにも12−13世紀の遺構が残されていて、多くの見学者を集めています。ブリュッセルから車で2時間と遠いですが、ルクセンブルグへいらっしゃる方は、途中で寄られてはいかがでしょう?

厳律シトー会(トラピスト修道会)についてはホームページ(英語あり)に詳しく
日本語では大分トラピスト修道院のホームページをご覧ください。


修道院入り口は地図の一番下です。以下矢印に沿って遺構を見学します。

入ってすぐ中庭があり、右手に外来客用の宿泊施設があります。すぐにショップがあり、オルヴァル修道院で作っているビール、チーズが買えます。お勧めはブイヨンにあるトラピスト・クレールフォンテーヌ修道院のクッキーです。
トイレを過ぎるとチケット売り場(ショップで売っていることもあります)、遺構入り口。

1.ここから現修道院が見渡せます。内部見学はできません。
2.20分のヴィデオ上映、フランス語、オランダ語。
右手に薬局の跡。
8.マチルドの泉。
11世紀末、未亡人となったトスカーナの伯爵夫人マチルドは、この泉で形見の指輪を無くしてしまいました。途方にくれたマチルドが近くの礼拝堂でお祈りをして戻ってくると、1匹の魚がその指輪をくわえて上がってきたのです。「こここそ、本当に黄金の谷だわ。」と喜び、ここに修道院を建てる援助をしたとか。黄金の谷=Val d’Or がOrvalの地名になったという伝説です。
9.身廊。
11.死者の扉。
19.教会の外へ出ると回廊。
28.食堂。
29.庭を横切り現在の教会へ。18世紀の蔵が博物館になっています。
途中の階段を上がる(午後のみオープン)と現在の教会内部が見られます。


教会入り口。黄色い部分は修復箇所。 伝説の「マチルドの泉」。この水でビールが造られています。
バラ窓。典型的なロマネスク様式のアーチの下は死者の扉と呼ばれ、遺体はここから東の墓地へ運ばれたのです。 こういった柱頭もロマネスクの典型ですね。 回廊、かつては廊下に屋根がありました。


オープン時間
冬 (11−2月) : 10 h 30 - 17 h 30
春・秋 : 9 h 30 - 18 h 00
夏 (6−9月.) : 9 h 30 - 18 h 30
Tel. 061.31.10.60  Fax 061.32.51.46

  • 列車 ブリュッセル中央駅からルクセンブルグ行きで約2時間、Libramont駅でVirton行きに乗換えてFlorenvilleで降ります。ここまで2時間40分、1時間から2時間に1本のペースですから、時刻表で前もって確認しましょう。フローレンヴィルからは8キロをタクシーで。帰りの予約も忘れずに。見学に1時間はみたいところです。100メートル離れたところにカフェがあり、ビールと軽食を楽しめます。ここからタクシーを呼ぶこともできます。
  • 車ならナミュール、ルクセンブルグ高速E411にのり、26番出口で出てNeufchateau方向へ, 途中からFlorenvilleの標識が見えます。FlorenvilleからOrvalまで8キロ 、計180キロ、約2時間です。

取材 : 2001年7月